ヘルスカウンセリング学会 The Academy for Health Counseling

詳細は順次掲載いたします。学会員の皆様には平成30年6月発送のニュースレターでもご案内いたします。

第25回ヘルスカウンセリング学会学術大会

テーマ:「脳の多様性にそった生き方 〜可能性の扉を開くSATセラピー〜」
日 時:平成30年9月22・23日(土・日)
会 場:明海大学浦安キャンパス
     千葉県浦安市明海1丁目(新浦安駅 徒歩8分)

大会テーマ「脳の多様性にそった生き方〜可能性の扉を開くSATセラピー〜」

宗像恒次(学会長、筑波大学名誉教授)


宗像学会長  自閉症児の脳は、fMRIによる課題実施中の同時発火時の神経結合の研究(Keownら,Cell Reports,2013)によれば、神経結合は近くの領域を結ぶ短い結合が多い。すなわち、同じような関心領域に集中しやすいモードをもつ脳特性である。ウインドウズを開発したビル・ゲイツが「心の狭さが重要なものだ」といつたように狭い関心領域に集中し、関心を深めやすい。だから細部が気になる、自分の決めたやり方で自分のおもうようにしたい、自分のやりかたでしたい、それしかないと思っている。こうした脳特性は、障害ではなく、私が自閉スペクトラム気質と呼ぶ、遺伝的に決まっているものであり、病気ではなく、個性であり生き方なのである。ところが、一般には融通が利かない、マイペース、わがまま、全体が見えない、応用が利かない、協調性のなさ、要求が多く、やりづらい、了解し難い物事への関心があると感じられている。こうした集中型モードの脳多様性を尊重できない家庭、学校、職場などレジリエンスの低い心理社会環境があると、ストレス症としての常同行動、自傷行動、情緒不安定、引きこもり、爆発、暴力行為、素行症、精神疾患、過食嘔吐、自殺願望などが生み出されやすくなると私は考える。
 他方、ADHD(注意欠如多動症)の脳は、集中しようとするとしても、前頭前野の血流が低下しやすく、機能低下が生じ、気が散りやすい、集中困難、ミス多い、整理整頓苦手、忘れ物多い、探しもの多いなどの特徴をもつ。つまり、自閉スペクトラム症の脳が集中型モードをとり、同じ関心領域で深めやすい脳であるのに対し、ADHDの脳は、非集中型モードをとるのでひらめきが生じやすい脳である。それはトーマス・エジソンのように独特の感性で発想がひらめき、新奇なことに敏感で、すぐに行動に転じやすい。こうした非集中型モードの脳多様性を尊重できない家庭、学校、職場などレジリエンスの低い心理社会環境があると、ストレス症として自傷、自殺、躁鬱病、社交不安症、パニック症、気分変調症、分離不安症、素行症、薬物依存症、アルコール依存症などが生み出されやすくなると私は考える。
 学術大会は、22日(土)午前に学会長による基調講演「脳の多様性にそった生き方〜可能性の扉を開くSATセラピー〜」から始まり、午後には「日常生活で経験し得る程度の睡眠不足で扁桃体の過活動を前帯状皮質が抑止するフィードバック機能が低下するために、睡眠不足時に不快な情動刺激を受けると扁桃体の活動が亢進し、不安や抑うつが高じやすくなるもの」とする三島和夫氏(国立精神・神経医療研究センター)による特別講演がおこなわれる。続いて会員によるポスター発表がおこなわれ、またナイトレクチャーとしてSAT療法と他の心理療法との違いを体験に基づいてユーモアを交えて語る北本宏明氏(SAT情動認知行動療法研究所)による講演が再びおこなわれる。23日(日)午前は30か国以上の国で翻訳されたベストセラー「自閉症の僕が跳びはねる理由」の作家東田直樹氏の卒業した高校で有名な明蓬館高等学校学校長日野公三氏による特別講演とシンポジウムとが開催される。同日午後の最後は家族や本人のレジリエンスを高め、ストレス症の軽減、消去をおこなっているSATセラピーを紹介するために、脳多様性の可能性を開く4つの扉として、4人の健康心理療法士(R)のインストラクターによる、23日(日)午後に公開モデリング(事前登録)を開催される。
 これらのスペシャルなプログラムから生まれる興奮エネルギーとひらめきで、参加者がいつものように当学会大会の特別の日を愉しんでもらえることを私は楽しみにしている。

学術大会参加申込


参加申込書に必要事項をご記入の上、ヘルスカウンセリング学会事務局へ提出してください。参加費はお振込みください。公開SATセラピーは、事前申込制となっており、第3希望までご記入いただきます。内容は下記「公開SATセラピーについて」をご覧ください。ヘルスカウンセリング学会会員の皆様には6月中旬発送のニュースレターに同封してお届けします。
大会参加申込書(PDF)
公開SATセラピーについて(PDF)


ポスター発表


下記の要領で、ポスター発表演題を募集します。

@演題申込(締切:平成30年6月22日 金 )
発表予定の方は、演題、氏名、所属、連絡先を明記の上、Eメールでヘルスカウンセリング学会事務局にお申込ください。

※学会員でない方は、演題申し込みと同時に入会手続きをお済ませください。
※第25回学術大会は口頭発表がありませんので、ご注意ください。
※申込をいただきましたら、通常4日以内に受付完了のメールをお送りしております。受付完了メールが届かない場合は、申込のメールが学会に届いていない可能性がありますので、恐れ入りますがお電話にてお問合せください。

A抄録作成及び提出(締切:平成30年6月29日 金 )
抄録は、ワード等でB5 1枚、上下左右2cmの余白、タイトルはゴシックで11ポイント、本文はMS明朝で10.5ポイントで作成の上、Eメールに添付してご提出ください

※抄録作成用にフォーマット済みのワードファイルは こちら(Word:16KB) からダウンロードできます(右クリックで対象をファイルを保存してください)。
※抄録例は こちら(PDF:380KB) からダウンロードできます(右クリックで対象をファイルを保存してください)。
※発表内容が事例に関する場合は、必ず倫理的配慮に関する記述をお願いいたします。

B当日の発表:大会当日(平成30年9月22日 土 )のポスター展示のパネルスペースは横90cm以内×縦150cm以内です。ポスターにはタイトルを上中央に、その下に氏名、所属を記載して下さい。

【申込・お問合せ】
ヘルスカウンセリング学会 事務局
Eメール: info@healthcounseling.org
TEL:047-314-1959(祝日を除く月水金:10〜18時)